床下収納
Underfloor Storage


わが家のひそかな自慢は,床下収納です。

工事のときに基礎高をどうするかという話になって,そのとき900mmにしてくれと基礎屋さんに言いました。ログハウスは湿気を避けるため基礎を高めにするのですが,それでもふつうは600mmくらいのものです。

私は,床下収納のことが頭にあったので,お金がかかることは覚悟の上で900mmにしました。そのため床下には広い空間ができた。室内に収納場所はほとんどないし,建蔽率ギリギリなので物置も建てれない。床下収納を作ったのは正解でした。

床下900mmあったので,電気配線や水道工事の業者さんたちもやりやすかったと思います。

 

階段の下に床下入口があります。床板を貼ってから穴を開けたので,床板の木目がつながって,ちょっと見にはトラップドアがあるようには見えません。

 

入口を開けると,こんな感じ。

 

立って歩くことはできませんが,四つん這いなら楽に移動できます。照明も付いています。ここは工事中友田さんの「寝室」でした。右の大引が途中までしかないのは,この上が書庫であることによる床補強のためです。基礎の土間には鉄筋が入っているので,大引の束はどこにでも立てることができます。

 

当面使わないものや漬物樽はここに置きます。ビニールに包んだストッカーは自家製味噌の樽で,最長10年ものの味噌までそろっています。ただし10年味噌はちょっと古すぎますね。逆に短期間の1年ものなんて味噌ではなく,大豆ペーストです。3~5年が一番旨い。究極のスローフードだと思います。

 

コンクリートは湿気を出し続けるので,24時間換気扇による強制換気が必要。この換気扇は,丸太小屋を建てて以来一度も止めたことがありません。コンクリートは乾いているように見えても,床下に入ると湿っぽさを感じます。ただし地盤が扇状地礫層なので,水溜まりのできない土地です。そのため粘土質の土地よりは湿気が少ないと思われます。

 

こちらは吸気口。虫やネズミ,イタチなどが入らぬようステンレスのネットを付けてあります。吸気口は5ヶ所で,排気は24時間換気扇1ヶ所。