田舎暮らし

「田舎暮らし」「移住ランキング」では，ここ数年長野県と山梨県が人気のトップ１，２位を競っています。自治体が移住促進施策を進めていることもあって，若い人の移住も少なくないらしい。でも若い人の場合，収入はどうするんでしょうね。

私のような年金生活の下流老人で，貧困層スレスレでも，ともかく一応の生活ランニングコストが賄えるのならともかく，子育て真っ最中であれば田舎移住は無理です。

先日もTVで田舎移住した女性たちの特集をやっていましたが，「お金がかかって収入がない」ので東京に戻ったという若い女性がいました。

田舎は物価が安くないし，東京と同じ「便利な生活」を続けたら，そりゃ出費は東京以上にかかります。東京と同じように正社員の職やパートがいくらでもあると思ったら大間違い。仕事がないのが田舎です。

慢性疾患で病院通いをしている人も，都会を離れることはできないでしょう。自家用車も田舎暮らしには必需品なので，認知症で運転免許返上した人も無理。つまり，時間とお金があって健康でなければ，田舎移住は諦めた方がよいということです。自治体の甘い誘いに乗ってはいけません。

私もあと10年で運転免許返上になるかもしれません。そのときどうするか，実はあまり考えていないのですね。その前に心筋梗塞でくたばるかもしれないし…

安曇野から見える大町～白馬の山々。爺ヶ岳，鹿島槍，五竜岳，白馬三山が並んで見えます。中央の３つピークがある山が爺ヶ岳，その右の２つのピークが鹿島槍，その右の三角形が五竜岳，さらにその右遠くに見えるのが白馬三山。大町から北は雪の量が極端に多くなるので，山が白くなるのも早い。